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店舗リーシング&大規模改修工事

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最大震度7を観測した能登半島地震で、
被災された方々、行方不明の方々、お亡くなりになられた方々の
お見舞とご冥福をお祈りし、一日も早い復旧復興を願っております。

天災とは言え地震・津波・火事の恐ろしさを改めて痛感し、
ご親族の方々の心境をお察しいたします。

避難生活が長期化する中、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

さて、
弊社保有ビル 『トレジャリィ大山』 鉄筋コンクリート造6階建の
“店舗リーシング&大規模改修工事”の話です。

賃貸アパートや賃貸マンション等のレジデンス系オーナー様ならともかく、
好立地高利回りの収益物件を保有するオーナー様の中には
商業ビルを保有なさっているオーナー様も多いのではないでしょうか。

商業ビルはテナントさんが満室状態の時は良いのですが、
退去して空室になると次のテナントさんが決まるまでそれなりの時間がかかり、
空室リスクもレジデンス系より高いデメリットがあります。

弊社のビルは元々、食品製造販売店が建設し長年使用していたこともあり、
造作物を解体撤去してスケルトン状態にしてから、
テナント募集リーシング業務を開始しました。

東武東上線『大山』駅徒歩2分
1日の乗降者数41,967人
東京都内屈指の「ハッピーロード大山」アーケード商店街に面した路面店です。

「ハッピーロード大山」商店街の1日の買い物客数:3万人と賑やかな商店街です。

最近では東京都補助26号線道路計画による道路用地買収と、
《大山駅周辺のまちづくり事業》による再開発でタワーマンション2棟が建築中、
計画中のタワーマンション2棟もあり、
マスコミメディア等でも取上げられているエリアです。

建物1階~2階~3階をスケルトンにして一括貸条件でリーシング業務を開始すると、
すぐに某大手ファストフード店から、『出店申込書』が入りました。

今思えば、当方も勉強不足でしたが、・・・
最近のファストフード店は経営内容があまり良くないようですね。

コロナ禍で店舗数を削減し、5類に分類されてから、
売上は多少回復傾向の中、材料費・人件費・光熱費等の諸経費の高騰で
むしろ収益が伸び悩んでいる企業が多いようです。

『出店申込書』を頂いたファストフード店さんとは、
設計事務所、各工事施工会社さんを交え度重なる改修工事打合せを行いました。

A工事(貸主負担工事区分)/C工事(借主負担工事区分)/B工事(借主負担工事区分)を
打合せ会議で取り決めたにもかかわらず協議を重ねて行くうちに、
「B工事も負担してくれないと取締役会稟議が通らない」という始末でした。

あまりにも身勝手な商談にあきれ果てこちらからお断りしました。 (笑)

参考までに【テナント工事区分表】を作成しましたので掲載します。

その後、テナント募集条件を変更し、
1階~2階一括貸し条件で再度リーシング業務を開始して、
昨年12月に無事、「建物賃貸借契約」を締結完了しました。

新テナントG;HLDさん、有難うございました。

不動産取引での、売主:買主、貸主:借主間での意思表示の方法として、

A:不動産売買の場合=買主から→売主へ「買付証明書」
※個人:住宅ローン融資特約条件を記載する
※法人:取締役会承認特約条件付き

B:不動産賃貸借の場合
1.居住用=借主→家主へ「入居申込書」
※管理会社:入居者審査がある

2.事業用=借主→家主へ「出店申込書」
※法人:取締役会承認特約条件付き

それぞれの書面を提出して商談するのが一般的です。

特に事業系の「出店申込書」受領後は、A工事:C工事の負担区分を明確にして、
借主テナントさんと、それぞれの工事施工会社を交えて、
改修工事内容・仕様・工程表・工事負担区分を明記しておくことが大事です。

現在、新テナントさんの開店計画もあり、
貸主弊社としても大規模改修工事を急ピッチで進めております。

改修工事進捗状況

1階スケルトン工事完了後

1階改修工事中

(防火ドア改修工事、電気室防火ドア取替設置工事)

2階スケルトン工事完了後

2階改修工事中

(仕切壁撤去、防火壁改良工事、シャッター設置、スチールドア設置工事)

2階ベランダ改修前

2階ベランダ改修工事中

(ベランダ防水工事、壁面塗装工事)

大規模改修工事をお願いしている、
建築設計事務所さん、建築会社さん、塗装会社さん、電気工事会社さん、
是非とも期日までに竣工するよう頑張ってくださいね。

新テナントさんには地元での人気店になって商売繁盛し、
長い間店舗を利用して欲しいと願うのは
ビルオーナーの共通の想いです。

新テナントさんの開店が待ち遠しい心境です。

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