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「土地所有・利用状況に関する意向調査」へのご協力依頼

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冬型の気圧配置が続き、強い寒気の影響から 厳しい寒さが続いています。
北海道、日本海側、山陰地方は大雪のようですね。
太平洋側、関東地方は晴れていますが、空気がカラカラに乾燥しています。
火の元には十分注意したいですね。

先日、国土交通省土地・建設産業局から「土地所有・利用状況に関する意向調査」への調査依頼が届きました。

仕事柄、国交省、総務省、東京都、金融機関等々からの景気動向調査、意識調査のアンケートも多く、時間の許す限り、協力させて頂いております。この調査は、土地の所有・利用に対する意向を調査し、土地政策の企画立案への指標の作成や土地白書の基礎データとしたり、土地政策の基礎資料となるようです。

少子高齢化社会が急速に進行する昨今、空き家問題・所有者不明土地問題等は、ストック資産としての身近な不動産について、国民が避けては通れない重大な社会問題となってきていますね。

“所有者不明土地に利用権”国交省法案提出へ

親から相続した土地家屋が地方や遠い場所だったり、将来、自分や親族が使うかもしれないし、建物解体費をかけて壊すより、今は困っていないので、このままにして置こう、という利用する予定がない方々が多いようです。あるいは、壊したり、何か始めて親族からなんやかんやと言われたくないのでそのまま放置して置こうとしている方々も多いようです。

国交省HPより引用

◆世帯の所有する空き地は、

  • 平成15年:681km2
  • 平成25年:981km2

なんと、10年間で300km2増加している

◆世帯の所有する空き地の評価額は、3兆950億円

相続した土地建物、贈与を受けた土地建物を利用する予定がないまま放置してしまう人達、土地を資産として有効活用しようとしない人達、そういう人達を許してしまう社会情勢にも問題がありますね。

未利用地、空き家等の放置は、物件の市場性が低下してしまうばかりか、地域一帯の不動産価値が下落してしまいます。これは、不動産有効活用機会の大きな損失ですよね。

一極集中の経済活動体制、産業構造に加え、少子高齢化、人口減少時代の現在、空き地や低未利用地を、個人の所有権に捕らわれることなく、一団の土地として地域活性化や社会貢献のため有効活用できるようにする対策が待たれます。

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