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2021年の見通し、不動産業界の展望

2021年(令和3年)は丑年
干支は辛丑(かのと・うし)だそうです。

衰退と新たな息吹が互いに増強しあう年のようです。

丑年は牛の歩みのように、ゆっくり、ゆったりとしたイメージがあります。

政治・経済や物事の進み具合も牛歩のようにゆっくりとなるのでしょうか。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に広まり大変な年でした。

イギリスや南アフリカでは新型コロナの変異種が感染拡大し始めました。

某私立大学病院内科の先生とお話する機会があり、
コロナワクチンについてお尋ねしたところ、・・・・・

「風邪にワクチンがありますか?」

「新型コロナウイルスも風邪のような病気で、
変異種が多くなり人類とずっとお付き合いして行く
関係になるでしょうね。」

というお話でした。

どうやら、
2021年もコロナウイルスとお付き合いして行くしかないようですね。

このまま、新型コロナウイルス、変異種の感染拡大が広まると、
オリンピック史上初めて延期した東京オリンピック・パラリンピックの
開催も危ぶまれます。

2021年に延期された東京オリンピック・パラリンピックが、
開催されるか、はたまた中止となるかで、、
不動産業界のみならず、日本経済・世界経済にも大きな影響があります。

もし、延期した東京オリンピック・パラリンピックが中止となると、
損害額は30兆円とも言われています。

仮に、東京オリンピック・パラリンピックが中止となれば、
不動産市場は低迷し、不況になることは明白です。

テレワークの普及により、オフィス需要の減退に拍車をかけることになります。

空室率の増加、賃料の下落が一層顕著になるでしょう。

インバウンドを見込んだホテル業界も衰退するでしょう。

飲食店オーナー、従業員、観光業関係者は危機に立たされています。

コロナ感染対策としての大学のオンライン授業も二年目となると、
大学周辺の交通機関や下宿先、アパート・マンションオーナーにも空室率のリスクが
大きくのしかかります。

商業ビルテナントも売り上げ減少で閉店するお店が多くなり、
賃料も下落するでしょう。

2020年は住宅の売れ行きが好調であった。

しかし、テレワークにより給料減額や、雇止め、解雇などで、
マイホームの住宅ローン返済に困窮する人達も出始めている。

そういった人たちがマイホームを手放し始めているのが現状だ。

2021年は、任意売却や競売物件が市場に多く出回ることも予想される。

テレワークにより、2020年に続き郊外の環境良好な、家族一人一人の部屋がある
格安一戸建住宅の静かなブームはまだまだ続くと予想されます。

ウイズコロナ不況2年目、中長期の価格停滞の年になるでしょう。

コロナ禍での東京オリンピック・パラリンピックが開催されるか、
中止となるかで、
不動産市場は大きく変わることでしょう。

Withコロナ時代2年目、
新型コロナウイルス感染拡大、変異種コロナ感染拡大の
沈静化を願うばかりです。

どんな逆境の時代でも、
『明けぬ夜はない!!』
と言われています。

マスクをはずして、
笑顔で語り合える日々も間近だと思われます。

2021年が、
皆様にとってより良き一年となりますように
祈念しております。

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